サントリーは、美術館やサンゴリアスの運営を通してESGに貢献

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たくジム
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サントリーは、地域社会貢献を積極的に進めてESGに貢献しています

サントリーは、自社のESGやSDGs等の取組を、「サントリーグループ サステナビリティサイト」としてまとめ、本ブログ作成時の最新版は2021となっています。サントリーは、ブランド総合研究所が公表する「企業版SDGs調査2021」において、「SDGsの取り組みの評価が高い企業ランキング」の2位となっており、ESGやSDGs等の取り組みが活発となっています。今回は、サントリーの「サントリーグループ サステナビリティサイト2021(以下「報告書」という)」を見て、どのような具体的な取り組みが行われているか確認します。

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ESGは、「お客様」と「従業員」への向き合い方を重視している。

報告書を見ると、「サステナビリティビジョン」をベースに「お客様・お取引先」「自然」「社会」「従業員」「コーポレート・ガバナンス」に分けて説明しています。サントリーの特徴は、「お客様」と「従業員」という他社にはない切り口でESGを整理しているところが特徴的です。お客様の意見を受けて、商品開発に反映させることをしており、その点が社会を重視する点につながっています。例えば、「缶チューハイ」の販売に大きく「酒マーク」を書くことで、ソフトドリンクと間違って飲まれることがないように注意しています。また「ペットボトルのフィルムに内容量の残りがわかるようにメモリを表示したりしています。従業員については、社内研修制度やワークライフバランスを通して定着率を高めることで、結果企業のサステナビリティを維持し、社会貢献へのサステナビリティを維持することを説明しています。

サントリーは、飲料メーカーであり「水資源」を重視している

サントリーは、飲料メーカーであるため、水を多量に使います。よって、「水資源の効率化」は、自社の社会課題として重要なテーマです。重要なテーマについて、具体的な取り組みを多数行っています。例えば、「森の環境維持」や「洗浄水の再利用による水資源の効率利用」等を整理して説明しています。

サントリーは、様々な環境活動をしていますが、自社の重要テーマを明確化して、それに対して具体的に進めていることを強調することで、多くの人に伝わっているものと考えられます。この点、広告戦略がうまくいっているものと思われます。

地域社会に貢献する活動を積極的に行っている

サントリーが他の企業と比して、特徴的なのは「地域社会貢献」を積極的に行っている点にあります。「東北復興支援」や「コロナ対策の消毒用アルコールへの蒸留酒のアルコールの転用」や「芸術活動への支援(サントリー美術館)」や「スポーツ振興(サントリーサンゴリアスの運営)」や「工場見学(製造現場を見せて、地域との親睦を図る)」など幅広くあります。 これは、サントリーの商品が「飲料」ということにあり、一般の個人が最終消費者である商品であることが大きく影響します。消費者は、例えば「ビールを飲む」ということについて、ブランドや買いやすさや味ということで商品を選択しています。最終的には「個人の判断」で行われるわけですが、選択要素の大きな比重として「その企業のブランド」があげられます。「この会社だったら信用が置けるので買ってみよう」となるわけですが、特にESGや環境活動が重視される現在は、「この会社はESGの活動を積極的に行っている」という点で判断される比重が大きくなってきています。かならずしも地域社会貢献で「自社製品の告知」ということをしなくても、地域社会貢献活動のイメージ向上は、商品の広告による訴求とは、異なるアプローチであるため、効果が異なる点で、通常の広告戦略とはカニバリズムが発生しない関係にあります。そのため、地域社会貢献は、個別商品の広告とは別に、企業の信念に従って行うことで、結果的に企業価値の向上につながります。

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