安田倉庫のエーザイ物流へのM&A実施

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たくジム
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安田倉庫は、エーザイ物流を買収し、事業の強化を狙っています

安田倉庫株式会社(9324)は、2022年12月28日のIR発表で、エーザイ株式会社(4523)からエーザイ物流株式会社の全株式を取得し、事業の強化をすることを報告しています。安田倉庫は、東京都港区に本社があり、倉庫業、運送業、不動産業などを行っています。エーザイ物流は、神奈川県厚木市に本社があり、医薬品などの物流業、医薬品製造業を行っています。安田倉庫は、エーザイ物流を買収し、事業の強化を狙っています。本ブログでは、公表された資料から、当該M&Aについて見ていきます。

安田倉庫株式会社 -倉庫・輸配送・文書保管・国際物流の物流サービスと不動産賃貸-

Yasuda Warehouse Co., Ltd. (9324) announced its IR report on 2022/12/28, Yasuda Warehouse acquires shares of Eisai Logistics Co. Yasuda Warehouse is headquartered in Minato-ku, Tokyo, and is engaged in warehousing, transportation, and real estate. Eisai Logistics is headquartered in Atsugi City, Kanagawa Prefecture, and is engaged in the distribution and manufacturing of pharmaceuticals. Yasuda Warehouse aims to strengthen its business. I report about the M&A from the contents of the announced IR report.

本M&Aの目的は、事業の強化

本資料によると、「今般の株式取得は、当社グループ主柱戦略の一つであるメディカル物流事業におけるサービス向上、拠点の拡充などを目的に、両社の医薬品物流ノウハウや物流施設、配送ネットワークなどを融合することで、国内屈指の医薬品物流プラットフォームを構築し、お客様にご満足いただける安定した総合メディカルサービスのご提供が可能と判断し、株式譲渡契約を締結いたしました。」とあります。安田不動産は、物流がメインの会社であり、近年の、「コロナ禍における物流ニーズの増加」等の影響を受けて、ビジネスが拡大しています。また、「医療関係の物流」は、今後「医療のネット診療」や「薬の処方のネット診療」などで、これまで以上にニーズが増えます。具体的には、これまで町の薬局で大量の薬を保管していたものが、医療関係の倉庫から直接、顧客に送達することが可能となっています。これにより、「薬の消費期限切れ」の問題や「薬の適正な管理」等の問題において、解消が進むものと思われます。薬は、病気を治す効能を維持するために、厳格な品質管理が求められます。この点、町の薬局では十分に商品管理できないケースもあり、適切な医療関係物流のニーズは、ますます高くなると思われます。安田倉庫は、既存で医療関係物流を経営していることから、本M&Aによりマーケットの拡大とノウハウの共有による事業の強化が進むものと考えられます。

本M&Aは、安田倉庫全体に対する影響は軽微となっている

エーザイ物流は、2020年3月には純資産1,918百万円、総資産3,377百万円、売上高4,466百万円、営業利益-252百万円となっています。2021年3月には、純資産1,794百万円、総資産3,148百万円、売上高4,730百万円、営業利益-134百万円となっています。2022年3月には、純資産1,730百万円、総資産2,853百万円、売上高4,752百万円、営業利益-37百万円となっています。安田倉庫の売上高を見ると、2022年3月に53,040百万円、経常利益が4,037百万円であることから、安田倉庫全体への影響は軽微といえます。

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