
ナガセは、ヒューマレッジを買収し、ノウハウの獲得及びマーケットの拡大を狙っています
株式会社ナガセ(9733)は、2022年10月31日のIR発表で、株式会社ヒューマレッジ(大阪府大阪市)の株式を取得し、子会社化することを報告しています。ナガセは、東京都武蔵野市に本社があり教育事業を行っています。具体的には、東進ハイスクール・東進衛星予備校・早稲田塾・四谷大塚・イトマンスイミングなどを運営しています。ヒューマレッジは、大阪府大阪市に本社があり、小・中・高生を対象とした学習塾の運営を行っています。具体的には、木村塾のブランドで大阪・兵庫に塾を開講しています。ナガセは、ヒューマレッジを買収し、ノウハウの獲得及びマーケットの拡大を狙っています。本ブログでは、公表された資料から、当該M&Aについて見ていきます。
Nagase Co., Ltd. (9733) announced its IR report on 2022/10/31, Nagase acquire shares of Humallage Co., Ltd. Nagase is headquartered in Musashino City, Tokyo, and Nagase is engaged in the educational business (Toshin High School, WasedaJuku, Yotsuya Otsuka, and Itoman Swimming). Humallage is headquartered in Osaka City, Osaka Prefecture, and operates private schools for elementary to high school students (Kimura Juku). Nagase is aiming to acquire know-how and expand the market. I report about the M&A from the contents of the announced IR report.
本M&Aの目的は、ノウハウの獲得及びマーケットの拡大
本資料によると、「ヒューマレッジの幅広い学力層への指導に関する知見やノウハウを、当社の全国ネットワークにおいて融合、活用することで、小・中学生部門、高校生部門双方において、今まで以上に生徒層の裾野を拡大でき、当社の全国ネットワークの成長に寄与するものと確信しております。」とあります。ナガセは、東進ハイスクールをメインに、四谷大塚、早稲田塾、イトマンスイミング、幼稚園などを経営しており、幼稚園から高校生まで幅広い子供の教育にかかわっています。特に首都圏での出店が多くなっています。ヒューマレッジは、関西を中心に木村塾を開講しており、小・中指導を中心に事業を行っています。ビジネスはナガセがすでに経営している四谷大塚と類似していますが、四谷大塚が首都圏を中心としているため、マーケットの重複はありません。まこの点で、カニバリズムを起こさないように、ノウハウの共有を図り、マーケットの拡大を狙いとしています。
本M&Aは、ナガセ全体に対する影響は軽微となっている
ヒューマレッジは、2020年5月には純資産692百万円、総資産1,133百万円、売上高2,272百万円、営業利益106百万円、経常利益140百万円となっています。2021年5月には、純資産814百万円、総資産1,400百万円、売上高2,396百万円、営業利益128百万円、経常利益163百万円となっています。2022年5月には、純資産1,077百万円、総資産1,677百万円、売上高2,755百万円、営業利益365百万円、経常利益376百万円となっています。ナガセの売上高を見ると、2022年3月に49,406百万円、経常利益が5,153百万円であることから、ナガセ全体への影響は軽微といえます。



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