
ニッソウは、ヤナ・コーポレーションを買収し、事業拡大を狙っています
株式会社ニッソウ(1444)は、2023年3月16日のIR発表で、株式会社ヤナ・コーポレーションの全株式を取得することを報告しています。ニッソウは、東京都世田谷区に本社があり、不動産物件のリフォームを行っています。ヤナ・コーポレーションは、埼玉県所沢市に本社があり、総合リフォーム工事、建築、土木、飲食等を行っています。ニッソウは、ヤナ・コーポレーションを買収し、事業拡大及びシナジー効果を狙っています。本ブログでは、公表された資料から、当該M&Aについて見ていきます。

Nissou Co., Ltd. (1444) announced its IR report on 2023/03/16, Nissou acquires shares of Yana Corporation, Inc. Nissou is headquartered in Setagaya-ku, Tokyo, and is engaged in the renovation of real estate properties. Yana Corporation is headquartered in Tokorozawa City, Saitama Prefecture, and is engaged in general renovation work, construction, civil engineering, and restaurants. Nisso aims for business expansion and synergies. I report about the M&A from the contents of the announced IR report.
本M&Aの目的は、事業拡大
本資料によると、「今回の子会社化を通じシナジーを創出し、リフォーム事業のさらなる拡大が期待されるとともに、当社グループに迎える事により、当社の企業価値向上に資するものと判断したことから、当該企業の全株式取得(子会社化)を行うことといたしました。」とあります。ニッソウは、不動産業界の専門リフォームを行っています。賃貸用不動産は、入居者の入退去に伴い、内装のリフォームが必要となります。次の貸主が決まっていることや、おおむねのオーナーの許容する空室期間が決まっていることから、スピーディーに対応をすることが求められます。また、オーナーの要求水準は、物件によりまちまちであり、個別対応が求められます。これらの複雑な対応に臨機応変に対応することが求められる分野です。ヤナ・コーポレーションは、埼玉県所沢市を中心とした、リフォームを中心とした工務店です。社内に多くの職人を抱えることで、地域の様々なニーズに対応している会社です。両社の事業領域は、重複性が多いこと、また営業エリアが東京と埼玉と近接しているものの営業エリアが重複しないため、両社のM&Aにおいて、業務拡大とシナジー効果と発生するものと思われます。
本M&Aは、ニッソウ全体に対する影響は精査中となっている
ヤナ・コーポレーションは、2020年4月には純資産-996千円、総資産76,404千円、売上高389,207千円、営業利益-1,927千円、当期純利益1,770千円となっています。2021年4月には、純資産1,227千円、総資産75,659千円、売上高424,331千円、営業利益-112千円、当期純利益2,223千円となっています。2022年4月には、純資産11,620千円、総資産90,233千円、売上高506,568千円、営業利益-3,453千円、当期純利益393千円となっています。ニッソウの売上高を見ると、2022年7月に3,504,776千円であることから、ニッソウ全体への売り上げ面での影響は軽微といえます。従業員ベースでみると、2022年7月にニッソウが57人であるのに対し、2023年3月18日のヤナ・コーポレーションのHP掲載従業員数が30人であることから、従業員数が約1.5倍になる影響があるものと考えられます。



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