サンマルクHDの喫茶マドラグへのM&A実施

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たくジム
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サンマルクHDは、喫茶マドラグを買収し、ブランドの強化を狙っています

株式会社サンマルクホールディングス(3395)は、2022年12月16日のIR発表で、株式会社La Madrague(京都府京都市)(以下「喫茶マドラグ」)の株式を取得し、ブランドの強化をすることを報告しています。サンマルクHDは、岡山県岡山市に本社があり,フランチャイズチェーンシステムを含むレストラン、カフェ等を経営しています。喫茶マドラグは、京都府京都市に本社があり、喫茶業態である「喫茶マドラグ」を関西圏において、直営4店舗を展開している。サンマルクHDは、喫茶マドラグを買収し、ブランドの強化を狙っています。本ブログでは、公表された資料から、当該M&Aについて見ていきます。

IR情報|サンマルクホールディングス
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Saint Marc Holdings Co., Ltd. (3395) announced its IR report on 2022/12/16, Saint Marc HD acquires shares of La Madrague Co., Ltd (“Cafe Madrague”). Saint Marc HD is headquartered in Okayama City, Okayama Prefecture, and operates restaurants, cafes, etc. Cafe Madrague is headquartered in Kyoto City, Kyoto Prefecture, and operates 4 directly managed stores in the Kansai area. Saint Marc HD aims to strengthen the brand. I report about the M&A from the contents of the announced IR report.

本M&Aの目的は、ブランドの強化

本資料によると、「当社グループの中核である「ベーカリーレストランサンマルク」や「サンマルクカフェ」ブランドで培ったノウハウや経営資源を、高いブランド力を有する「喫茶マドラグ」と融合させ、更なる事業拡大を目指していくために、この度の株式取得を決定いたしました。」とあります。サンマルクHDは、「ベーカリーレストランサンマルク」や「サンマルクカフェ」などを経営しており、レストランと喫茶がほぼ半数の売り上げとなっています。セグメント損益では、2022年3月比で、レストラン891百万円のマイナス、喫茶1,265百万円のマイナスと、喫茶事業のマイナスが大きくなっています。喫茶事業は、一般的に言えば、コロナの影響により、「サラリーマンの待ち合わせ需要」や「主婦や大学生の歓談の場」としての需要が大きく減っているといえます。よって、赤字の店舗からは撤退が必要となりますが、新しい業態で異なるニーズを取り込むということで、事業を継続させることも考えられます。具体的には、「喫茶マドラグ」は、「サンマルクカフェ」より高い客単価で、ユーザーの喫茶体験(ユーザーがコーヒーの味や店舗での時間消費を楽しむこと)を目的としている点で、異なる消費を喚起するといえます。現在、「喫茶マドラグ」で京都の中心部で事業を行っていることから、東京や大阪や福岡などの中心部でも同じようなニーズを取り組むように店舗の業態変更をすることで、既存店の売り上げの変化をもたらす可能性があります。また、既存のカフェニーズが低下していることから、従来の出店以上にカニバリズムが発生しやすいことから、出店が重複している箇所の店舗を中心に業態変更することで、カニバリズムの対策が図れるといえます。

本M&Aは、サンマルクHD全体に対する影響は軽微となっている

喫茶マドラグは、2020年3月には純資産17百万円、総資産32百万円、売上高79百万円、営業利益1百万円となっています。2021年3月には、純資産7百万円、総資産83百万円、売上高121百万円、営業利益-17百万円となっています。2022年3月には、純資産-2百万円、総資産63百万円、売上高148百万円、営業利益-27百万円となっています。サンマルクHDの売上高を見ると、2022年3月に47,721百万円、経常利益が2,472百万円であることから、サンマルクHD全体への影響は軽微といえます。

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