
ハイアス・アンド・カンパニーは、OMソーラーを買収し、協業シナジーを狙っています
ハイアス・アンド・カンパニー株式会社(6192)は、2022年11月11日のIR発表で、OMソーラー株式会社(静岡県浜松市)の株式を取得し、子会社化することを報告しています。ハイアス・アンド・カンパニーは、東京都品川区に本社があり不動産業界向けの商品開発サポートを行っています。具体的には、「R+house」というデザイナーズ注文住宅での着工から資材手配に至るまで、商品や営業のサポートを行うシステムを構築しています。OMソーラーは、静岡県浜松市に本社があり、太陽熱を有効活用する住宅設計の開発を行っています。具体的には、パッシブデザインとして、自然エネルギーを直接利用する手法を設計に取り込むことを行います。ハイアス・アンド・カンパニーは、OMソーラーを買収し、協業シナジーを狙っています。本ブログでは、公表された資料から、当該M&Aについて見ていきます。
Hyas & Company Co., Ltd. (6192) announced its IR report on 2022/11/11, Hyas acquire shares of OM Solar Co., Ltd. Hyas is headquartered in Shinagawa-ku, Tokyo, and provides product development support for the real estate industry. OM Solar is headquartered in Hamamatsu City, Shizuoka Prefecture, and develops housing designs that make effective use of solar heat. Hyas is aiming for collaborative synergies. I report about the M&A from the contents of the announced IR report.
本M&Aの目的は、協業シナジー
本資料によると、「当社は、「地域最高の住まい体験を提供する」企業理念のもと、全国の地域に根差した工務店・建設会社を中心とした会員企業向けに、住宅商品パッケージの提供をしています。OMソーラーは、パッシブデザインの思想を軸に、太陽熱を有効活用する住宅設計の会員事業を展開しています。両社にてそれぞれの得意分野を活かす事業提携の協議をした結果、両社が目指す会員企業向けビジネスの発展において、協業によりシナジー創出が可能だと判断しました。より踏み込んだ提携関係を築くことで両社の企業価値が向上すると考えることから、当社にてOMソーラーの第三者割当増資の引き受けを決定いたしました。」とあります。ハイアス・アンド・カンパニーは、工務店・建設会社を中心に、建物や外構などのパッケージを提供している関係で、主要顧客は「工務店」になります。また、OMソーラーは、会員事業ではありますが、パッシブデザインについて広く普及することを目的としている関係で、主要顧客は「工務店」になります。住宅の最終ユーザーは、個人でありますが、「デザインを重視したい」や「環境にこだわりたい」等のニーズは多岐にわたりますので、メニューが多いことは、最終エンドの個人に対しての提案力の強化につながります。OMソーラーとハイアス・アンド・カンパニーは、競合にもなりえますが、メニューが異なることから、シナジーが生まれやすい関係にあるといえます。
本M&Aは、ハイアス・アンド・カンパニー全体に対する影響は軽微となっている
OMソーラーは、2020年3月には純資産-48,094千円、総資産1,228,336千円、売上高1,546,810千円、営業利益3,394千円、経常利益1,595千円となっています。2021年3月には、純資産-45,447千円、総資産1,262,172千円、売上高1,526,359千円、営業利益20,859千円、経常利益13,835千円となっています。2022年3月には、純資産458千円、総資産1,249,089千円、売上高1,639,955千円、営業利益44,158千円、経常利益48,832千円となっています。ハイアス・アンド・カンパニーの売上高を見ると、2022年9月に8,216百万円、経常利益が593百万円であることから、ハイアス・アンド・カンパニー全体への影響は軽微といえます。



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