
カヤックは、関東でEスポーツスクール事業を展開するeSPを買収し、事業拡大・相乗効果を狙っています。
株式会社カヤック(3904)は、2022年8月18日のIR発表で、株式会社eSP(東京都渋谷区)の70%の株式を取得し、子会社化することを報告しています。カヤックは、神奈川県鎌倉市に本社があり、ゲーム制作・広告企画などを行っています。eSPは、東京都渋谷区に本社があり、関東でEスポーツの教室を行っています。カヤックは、eSPの買収で事業拡大と相乗効果を狙っています。本ブログでは、公表された資料から、当該M&Aについて見ていきます。

KAYAC Co., Ltd. (3904) announced its IR report on 2022/08/18. KAYAC acquires 70% of the shares of eSP Co., Ltd. (Shibuya-ku, Tokyo). KAYAC is headquartered in Kamakura City, Kanagawa Prefecture, and is engaged in game production and advertising planning. ESP is headquartered in Shibuya-ku, Tokyo, and conducts E-sports classes in the Kanto region. Kayak is aiming for business expansion and synergies with the acquisition of eSP. I report about the M&A from the contents of the announced IR report.
本M&Aの目的は、事業領域の拡充、相乗効果
本資料によると、「eSPを当社グループに迎えることにより、当社グループの保有するeスポーツに関するリソースとeSPの保有するスポーツビジネスに対する知見・ノウハウを組み合わせることにより、eスポーツ領域におけるエコシステムを醸成するとともに、事業領域の拡充、相乗効果の発揮などを通じて、当社グループ全体としての競争力強化と企業価値向上を目指します。」とあります。カヤックは、ゲーム制作・広告企画を行っていますが、eスポーツ領域を重点分野の一つと捉え、国内最大級のトーナメントプラットフォーム「Tonamel」の企画・開発・運営を行うとともに、eスポーツの総合商社としてeスポーツ業界におけるプレゼンスを高めている「ウェルプレイド・ライゼスト株式会社」をグループ会社として運営するなど、eスポーツ領域への積極的な投資を進めています。今回買収するeSPは、子供向けのEスポーツスクールを展開しており、事業領域の拡張になり、またシナジー効果が高い内容となっております。
本M&Aは、カヤック全体に対する影響は軽微となっている
eSPは、2020年3月には純資産-5,599千円、総資産5,484千円、売上高5,730千円、営業利益-25,427千円、経常利益-25,419千円、当期純利益-25,419千円となっています。2021年3月には、純資産-11,463千円、総資産34,951千円、売上高42,793千円、営業利益-6,663千円、経常利益-5,686千円、当期純利益-5,866千円となっています。2022年3月には、純資産34,908千円、総資産73,519千円、売上高182,441千円、営業利益53,923千円、経常利益53,882千円、当期純利益46,374千円となっています。カヤックの売上高が2021年12月に12,566百万円、営業利益が1,143百万円であることから、カヤック全体への影響は軽微といえます。カヤックにとって、ゲーム制作・広告企画に次ぐのが、Eスポーツ分野で今後成長が見込まれる分野であることから、M&AによりEスポーツ分野の成長が期待されます。



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