アシードHDの河村農園へのM&A実施

M&A
たくジム
たくジム

アシードHDは、健康茶を販売する河村農園を買収し、飲料共同開発などのシナジーを狙っています。

アシードホールディングス株式会社(9959)は、2022年8月1日のIR発表で大分でごぼう茶・ルイボスティ・桑の葉など健康茶の生産・企画・加工・販売する株式会社河村農園の株式を取得し、子会社化することについて報告しています。

アシードHDは、広島県福山市に本社があり、自動販売機の運営を行っています。自動販売機は、缶ジュースだけではなく、カップ飲料や紙パック飲料、スナック等幅広い商品を取り扱っています。これらは、管理・運営・保守のノウハウが必要となっています。また、飲料の製造事業も行っています。

河村農園は、大分県佐伯市に本社があり、グァバ及び薬草の栽培を目的に開園されました。お茶の茶葉を作るための工場や物流機能などを有しており、様々な販路を有しております。アマゾンなどにも店舗を出店し、幅広く販売をしています。

本ブログでは、公表された資料から、当該M&Aについて見ていきます。

アシードホールディングス
アシードホールディングスのオフィシャルサイトです。アシードグループでは自動販売機の運営管理、オフィスコーヒーサービスの運営、清涼飲料水や低アルコール飲料などの受託製造や企画・販売、物流アウトソーシング、健康茶葉等の製造販売を行っています。

Aseed Holdings Co., Ltd. (9959) announced its IR report on 2022/08/01. Aseed acquires the stock about Kawamura Farm, which makes a herb tea in Oita. Aseed operates vending machines. Aseed aims the synergies about these M&A. I report about the M&A from the contents of the announced IR report.

M&Aの理由は商品開発のシナジー

資料を見ると、本M&Aの理由として、「今回の株式取得によって、グループ会社のアシード株式会社 飲料ウェルネス事業部との共同開発や販売協力により、グループビジョンを実現してまいります。」とあります。アシードは、健康を重視した自社製品を作っており、また、ベンディング事業にてそれを販売しています。河村農園の商品をうまく取り込むことで、河村農園を現状よりも成長させることが可能で、またアシードの商品の魅力度を高めることも可能という点でシナジーが見込まれるものと考えられます。

河村農園は、2020年の純資産が60.497千円から2021年には81,513千円、2022年には、103,570千円に増加しています。総資産が2020年の147,791千円から、2021年の177,544千円となり、2022年の163,182千円となります。純資産の伸びが総資産の伸びより大きいことから、一般的には、「利益剰余金」等が毎年積みあがる、黒字経営であると推測がされます。売り上げは、2020年の315,141千円から、2021年の346,815千円、2022年ンお332,760千円とほぼ横ばいとなっております。

アシードは、2020年の売上が25,496百万円から、2021年に23,931百万円となり、2022年に19,282百万円となっています。アシードは河村農園の50倍近い売り上げとなっております。よって本M&Aのアシード全体に対する影響は軽微といえます。

本業の周辺事業のM&Aはシナジー効果が期待できる

アシードの本業は、自動販売機事業と飲料販売という、どちらにおいても「飲み物」を中心に事業が成り立っています。今回M&Aをする河村農園は、茶葉の製造販売という、「飲み物」を中心に事業が成り立っています。アシードは、茶葉の製造のノウハウが少なく、河村農園は販売するチャネルが少ないという特徴があるため、お互いのない部分を補いあうことでシナジー効果が期待できます。

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