
ERIは、建設コンサルタントの道建コンサルタントを買収し、事業領域拡大を狙っています。
ERIホールディングス株式会社(6083)は、2022年7月19日のIR発表で道建コンサルタント株式会社の株式を取得し、子会社化することについて報告しています。
ERIは、東京都港区に本社がある、建築基準法に基づく「指定検査機関」です。主に建築関係の「調査」を主としており、エンジニアリングレポート作成等様々な建築技術関係のコンサルティングを行っております。営業エリアは全国で、「指定検査機関」としては全国で様々な業務を行っています。
道建コンサルタント株式会社は、北海道伊達市にある建設コンサルタントで、測量や地質調査なども行っている会社である。営業エリアは北海道です。
本ブログでは、公表された資料から、当該M&Aについて見ていきます。

ERI HOLDINGS (6083) announced its IR report on 2022/07/19. ERI acquires the stock about DOUKEN. ERI is an inspection agency about architecture. DOUKEN is a consultant about civil engineering. ERI thinks this M&A has an expansion of business domain effect. I report about the M&A from the contents of the announced IR report.
M&Aの理由は事業領域の拡大
資料を見ると、本M&Aの理由として、「土木インフラ関連事業を推進」を挙げており、事業領域拡大を検討しています。
道建コンサルタントは、2022年3月期の純資産が194百万円、総資産が313百万円、売上高が271百万円となっています。ERIの2022年5月の純資産が4,024百万円、総資産が8,574百万円、売上高が16,148百万円となっています。ERIは、道建コンサルタントに対し、総資産では20倍、売上高では50倍程度の大きさとなっており、大きな会社が小さな会社を買収しています。
ERIホールディングスは、様々な会社が存在する
ERIの決算説明資料を見ると、2022年5月期の売上は、「確認検査事業及び関連事業」が54.6%のシェア、「住宅性能評価及び関連事業」が22.9%のシェアとなっており、主に指定検査機関関係の業務が売り上げのほとんどを占めていることがわかります。
関連会社は「日本ERI」「住宅性能評価センター」「東京建築検査機構」「ERIソリューション」「構造総合技術研究所」「ERIアカデミー」「EPAシステム」など全国的に建築に特化している会社が数多くあります。「株式会社サッコウケン」は、北海道の特化した指定検査機関となっています。
よって、道建コンサルタントは、「株式会社サッコウケン」とエリア的に重複しながら、業務が重複しないことより、シナジー効果が想定されます。また、そもそも建築コンサルタント業務に類似する業務を「ERIソリューション」にて行っていると推察されることから、業務内容のシナジーが期待されます。



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